【ジャカルタ共同】アジア・オセアニアの4カ国を歴訪中のローマ教皇フランシスコ(87)は5日、世界最多のイスラム教徒がいるインドネシアの首都ジャカルタでイスラム教などの指導者と宗教間対話を行い、同国が誇る多様性の中の調和を若い世代へ引き継ぐよう語りかけた。
対話場所は東南アジア最大の「イスティクラル・モスク(イスラム教礼拝所)」。モスクでは盲目の女性がイスラム教の聖典コーランを読み上げて歓迎した。教皇は、モスクと付近のカトリックの大聖堂を結ぶ地下通路「友好のトンネル」を視察した。
教皇は「各宗教が共有する価値観は、暴力の打破に用いるべき」だとする共同宣言に署名した。