【マニラ共同】フィリピン入国管理局は6日、北部ルソン島のバンバン市長を解任され、不法出国後にインドネシアで拘束されたアリス・グオ氏の身柄をインドネシア当局から引き取り、自国に連れ戻したと発表した。
グオ氏は人身売買などの容疑で警察が立ち入り捜査した中国人向けオンライン賭博の運営に関与したことが発覚し8月12日付で解任された。実際は中国人で、フィリピン国籍を偽装して違法に市長になった疑いがある。
南シナ海問題で中国への反感が広がる中、グオ氏の事件は国民の関心を集め、連行して法を執行するようマルコス大統領が指示していた。