<新型コロナ>大学サークル、大勢で飲食…埼玉153人感染1人死亡 接待飲食店も複数人 3校で学級閉鎖
埼玉県などは29日、新型コロナウイルスに感染していた80代女性1人が死亡、新たに153人の感染を確認したと発表した。35日連続で前週同一曜日を下回った。新規感染者の内訳は県発表が82人、さいたま市24人、川口市27人、川越市8人、越谷市12人。変異株感染者は20~26日の1週間で373人。いずれもデルタ株に感染しているとみられ、ゲノム解析を進める。20~26日の変異株PCR検査実施率は34・3%で、陽性率は91・4%(前週91・9%)だった。
これまでに確認された感染者は11万4574人(チャーター便帰国者含む)、死者は1004人(29日午後6時現在)。
29日夜時点の重症者は52人、感染者の入院は479人、宿泊療養252人、自宅療養1106人。退院・療養終了は11万1452人。
県によると、県管轄では80代女性1人が死亡した。前日午後分を含め、29日に感染の詳細が判明したのは未就学児~80代の男女79人。県内高齢者施設で入所者の70代男性1人が感染し、計4人となった。会食で20~40代男女5人が感染。大学のサークル仲間15人以上で飲食し感染した例もあるという。複数人が感染している県外の接待を伴う飲食店で20代男性1人が感染。ワクチン2回接種済みでは30~80代男女11人が感染した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女24人。3人が中等症。25日分の感染者について、市内医療機関から発生届1件の取り下げがあった。
川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女27人。
川越市によると、感染が判明したのは10~70代の男女8人。
越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女12人。うち70代の無職男性が軽症で入院中。市立学校3校で関係者4人の感染が分かり、各校1学級を29、30日に学級閉鎖する。