カニの水揚げ日本一を誇る鳥取県境港市の境港で6日、日本海に秋を告げるベニズワイガニが今季初めて水揚げされた。漁は1日から既に解禁となっており、解禁日から漁船が日本海で操業していた。
6日は約900箱(1箱30キロ)が水揚げされ、新たに整備された競り場で、午前7時ごろから初競りが行われた。姿売り用が30キロ当たり7万600円で落札。加工用にも1万3700円の値が付いた。場内は競り人の威勢のいいかけ声が響き渡り、シーズン到来に活気づいた。
日本海かにかご漁業協会の古木均専務理事は「台風の影響を心配していたが安心した。おいしいベニズワイガニを届けたい」と力を込めた。