立憲民主党の泉健太代表（５０）は６日午前、党本部で記者会見し、党代表選（７日告示、２３日投開票）に再選を目指して立候補すると正式表明した。派閥裏金事件を起こした自民党を「明確なルール違反だ。レッドカードを突き付けて退場させなければならない」と批判し、政権交代に向けて先頭に立つと述べた。名乗りを上げたのは野田佳彦元首相（６７）、枝野幸男前代表（６０）に続き３人目。現職ながら２０人の推薦人確保が難航し、告示前日にずれ込んだ。

　「日本を伸ばす」とスローガンを掲げ（１）格差是正（２）教育無償化（３）堅守防衛（４）生活向上（５）安心社会（６）国産化―の６項目を主要目標とした。教育無償化は次期衆院選で野党共通の政策としたい意向を表明するとともに、野党連携を図る「ミッション型政権」構想を重ねて主張した。衆院選の獲得目標１５０議席に変わりはないとも語った。

　江田憲司元代表代行（６８）、当選１回の吉田晴美衆院議員（５２）も代表選出馬に意欲を示している。