埼玉新聞

 

小泉進次郎氏、総裁選に出馬表明 早期解散を明言、解雇規制緩和も

  •  記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する小泉元環境相=6日午前、東京都千代田区

     記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する小泉元環境相=6日午前、東京都千代田区

  •  記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する小泉元環境相=6日午前、東京都千代田区

 自民党の小泉進次郎元環境相(43)は6日、東京都内で記者会見し、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式表明した。高い知名度を誇る有力候補の一人。派閥裏金事件を受けた政治改革や「聖域なき規制改革」を1年以内に断行すると強調。早期の衆院解散を明言した。労働市場改革の柱として解雇規制の緩和を訴えた。名乗りを上げたのは6人目で、過去最多の2008年と12年の5人を上回った。加藤勝信元官房長官(68)は出馬表明を10日に行うと明らかにした。

 「ポスト岸田」候補が乱立する中、小泉氏は「ふさわしい次の総裁」を問う各社の世論調査でトップを争う。先月の共同通信の調査では自民支持層で首位だった。一方で環境相以外の要職経験はなく、党内には政治手腕を疑問視する声もある。

 会見で「古い自民党と決別する」と力説。政治改革や規制改革を1年以内に断行するとした。裏金事件の関係議員の公認に関し、説明責任を果たす姿勢や地元の意見などを踏まえ「厳正に判断する」と語った。政策活動費廃止にも言及した。

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