6日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=142円07銭を付けた。8月5日以来、約1カ月ぶりの円高ドル安水準。米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅利下げするとの見方が広がり、投資家が日米金利差の縮小を見込んで円を買ってドルを売った。
午後5時現在は前日比1円09銭円高ドル安の1ドル=142円51~54銭。ユーロは77銭円高ユーロ安の1ユーロ=158円43~47銭。
米国で5日に発表された雇用関連指標が市場予想を下回り、米長期金利が低下した。日本時間6日夜に公表される米雇用統計への警戒感が高まり、ドルを手放す取引が進んだ。