原子力規制委員会は6日、北陸電力が再稼働を目指している志賀原発2号機(石川県)の審査会合を開き、1月の能登半島地震では敷地や周辺の断層が活動した痕跡はないとする北陸電の説明を認めた。150キロ程度連動した可能性がある半島北側の海底断層は今後審査する。
能登半島地震では、敷地で約80カ所のひび割れや亀裂が見つかった。北陸電は断層の活動ではなく、盛り土の沈下やコンクリートの変形が原因だと説明し、規制委は妥当だと判断した。
北陸電は半島北側の断層が約96キロ連動すると想定して審査申請している。政府の地震調査委員会は複数の海域断層が150キロ程度連動したと指摘した。