【北京共同】中国の王毅外相は6日、訪中しているポデスタ米大統領上級顧問(気候変動問題担当)と会談した。中国外務省によると、王氏は「政策の安定性を維持するよう望む」と述べ、地球温暖化対策の取り組みを堅持するよう求めた。トランプ前米大統領が11月の大統領選で返り咲いた場合、米国が温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」から再び離脱しかねないとの懸念が念頭にある。
王氏は会談で、温暖化対策について「中国は策定した政策は必ず実行し、設定した目標は必ず実現する」と強調し、ポデスタ氏も「中国との意思疎通強化と建設的な協力を望む」と応じた。