【ロンドン共同】国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は7日放送の英BBC放送のラジオ番組で、5月下旬に戦争犯罪と人道に対する罪の疑いでイスラエルのネタニヤフ首相の逮捕状を請求したことに関し「公表できない証拠を含めて確かな根拠がある」と述べた。
番組司会者は、米国のバイデン大統領が請求を批判したと指摘したほか、英国の弁護士グループが逮捕状請求の根拠となるパレスチナ自治区ガザの被害状況を「不正確だと言っている」とした。
カーン氏はバイデン氏が「特定の国に大きな敬意を払っているのは残念だ」と述べ、イスラエル寄りの米国への皮肉を込めた。