【サンパウロ共同】ベネズエラのロドリゲス副大統領は7日、7月の大統領選に出馬し、扇動などの疑いで逮捕状が出ていた野党候補ゴンサレス氏が、亡命先のスペインに向け出国したと明らかにした。同氏は8日、スペインに到着した。選挙後、票の不正集計疑惑が浮上し、マドゥロ大統領に対する抗議デモが続いた。政権は野党への圧力を強め、野党関係者や支持者の拘束が相次いでいた。
検察が2日に逮捕状を取っていた。ゴンサレス氏はこの数日間身を守るため、ベネズエラの首都カラカスにあるスペイン大使館に滞在。両国政府の接触によりベネズエラ政府が出国を許可し、7日にベネズエラを離れたという。