埼玉新聞

 

白いじゅうたん敷いたよう 埼玉・秩父で秋そばの花見頃 事前予約で手打ちそばも「美味しいそば楽しんで」

  • 畑一面に咲き誇る秋そばの花=3日午前、秩父市荒川上田野の「そば処ちちぶ花見の里」

 秩父市荒川上田野の「そば処ちちぶ花見の里」で、秋そばの花が見頃を迎えている。約1ヘクタールの畑に約150万本の純白の小花が咲き誇り、白いじゅうたんを敷き詰めたような光景が広がっている。

 荒川地区のそば栽培は、春と秋の二期作。時期になると花径6ミリくらいの白の小さな花をたくさん付ける。荒川商工会によると、今年の秋そばの開花時期は昨年とほぼ変わらず、見頃は今月15日ごろまでという。

 「ちちぶ花見の里」は、そば畑に向かい合う形で並ぶ160席の団体専用施設。事前予約で秩父の手打ちそばを楽しむことができるが、現在は、感染防止対策のため約50人以下の人数制限を設けている。毎年11月に開催している「ちちぶ荒川新そばまつり」は昨年に続き中止にした。

 施設関係者は「コロナ禍でも、そばの花は順調に育っているので、今年も荒川産の美味しいそばを楽しんでほしい」と話している。

 問い合わせは、荒川商工会(電話0494・54・1222)へ。

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