大惨事…無職男性、2億8811万円を失う SNSで知り合った“日本人女性”に誘われ、魅力ある演出うっかり信用 3カ月間で55回送金、過去最高額に到達し音信不通に 男性が警察に相談、詐欺が発覚
2024/09/10/12:46
埼玉県警浦和署は9日、さいたま市浦和区の無職男性(81)が交流サイト(SNS)型投資詐欺で、現金計2億8811万円をだまし取られたと発表した。県警によると、同様の詐欺事件の被害額としては過去最高額となった。
同署によると、今年4月上旬ごろ、男性のスマートフォンにSNSを通じ知り合った日本人女性を名乗る人物から「ネットショップの経営をやらないか」などのメッセージがあった。その後、「商品の仕入れ費用が必要」「売り上げは手元ではなくシステム内に入り、引き出すには税金3100万円、保証金1600万円が必要」と要求された。
少額の投資で利益が上がっているように見せかけられ、信じた男性は4月24日から7月30日までの間、55回にわたり、1回10万~990万円を送金。被害額は2億8811万円に上った。連絡が途絶えたことを不審に思った男性が署に相談して発覚。県警が詐欺事件として調べている。