【3分間の聴・読・観!(26)】割れてしまいそうな心が生んだ魔力 高揚感が癖になる「ボレロ」と苦い熱量
2024/09/11/07:00
日ごろ耳にする機会が多いクラシック音楽の一つがモーリス・ラヴェルの「ボレロ」だろう。スネアドラムのリズムが曲をリードし、二つの旋律は木管から金管、弦と楽器を代えながら、打楽器とともに厚みを増していく。高揚感が癖になり、何度でも聞きたくなる。