11日午前の東京株式市場は日経平均株価(225種)が続落し、下げ幅は一時400円を超えた。東京外国為替市場で1ドル=141円台半ばまで円高ドル安が進む場面があり、業績悪化が懸念された自動車株などの輸出関連銘柄に売り注文が広がった。
午前終値は前日終値比291円83銭安の3万5867円33銭。東証株価指数(TOPIX)は23・74ポイント安の2552・80。
欧米の原油先物市場で10日、主要指標が下落したことから石油株も売られた。一方、米国株式市場でハイテク株中心のナスダック総合指数が上昇したことを背景に、半導体関連株には買い注文が入り、相場を下支えした。