マスクせず酒、カラオケ…営業停止中のパブ開く、容疑の経営者ら逮捕 過去にクラスター発生も/埼玉・川口
2021/10/07/00:00
県公安委員会の営業停止処分に違反したとして、県警保安課と川口署は6日までに、風営法違反(営業停止)の疑いで、川口市並木3丁目の飲食店「パブ エーツー」経営者(46)=住所不定=と、店の運営に関与していた男(50)=千葉県柏市若柴=の男2人を逮捕した。
逮捕容疑は共謀の上、同店が4月2日から48日間、県公安委から営業停止処分を受けたにもかかわらず、翌4月3日に営業した疑い。県警は認否を明らかにしていないものの、「売り上げを伸ばすためだった」などと供述しているという。
同課によると、4月3日午後11時50分ごろ、カラオケの騒音について110番があり、駆け付けた警察官が同店の営業を確認した。停止期間中の2日間に約40万円の売り上げがあったという。
同店は昨年9月20日と12月27日、県警の立ち入り調査の際、深夜の営業時間制限を超えて営業していたなどとして、今年3月に県公安委から営業停止処分を受けていた。
川口市は3月22日までに、店の従業員と客の計10人が新型コロナウイルスに感染し、クラスター(感染者集団)が発生したと発表していた。
県警によると、同店はマスクや消毒液などの感染防止対策を実施せず、客に酒類を提供し、カラオケをさせるなどしていたという。