【フランクフルト共同】イタリア大手銀行のウニクレディトは11日、ドイツのコメルツ銀行の株式を約9%取得したと発表した。「両行の全ての利害関係者のために価値を創造する機会を探る」と説明している。ウニクレディトはかつてコメルツ銀の買収計画を報じられたことがあり、欧州の銀行再編につながるとの観測も出ている。
ウニクレディトは、株式の一部をドイツ政府から取得し、ドイツ政府に次ぐコメルツ銀の第2位の大株主となった。株式の追加取得にも意欲を示した。コメルツ銀は「株主や従業員、顧客に最善の行動を続ける」との声明を出した。