【北京共同】日中両政府は12日、双方の企業が直面する課題について協議する「日中ビジネス環境円滑化ワーキンググループ」の初会合を江蘇省で開いた。同省蘇州市で日本人母子らが切り付けられた事件を踏まえ、日本側は邦人の安全確保強化などを要請した。
企業の出張者が往来する上でビザ手続きが制約になっているとして、ビザ免除の早期再開も求めた。
蘇州市での6月の事件では、スクールバスを待つ日本人母子が男に切り付けられ負傷。バスの案内係の中国人女性が刺され死亡した。
会合には経済産業省や経団連、中国日本商会の幹部らが出席。中国側は商務省や企業団体の関係者らが参加した。