埼玉新聞

 

縄文時代のお守り? 全国最大級の岩版、埼玉・熊谷の上北浦遺跡で出土 付近で調査例少なく貴重な資料に

  • 熊谷市の上北浦遺跡から出土した岩版=29日、熊谷市役所

 熊谷市は29日、縄文時代後期・晩期の集落遺跡である同市江波の上北浦遺跡から県内最大、全国最大級の岩版を発見したと発表した。石質は凝灰質泥岩で、大きさは長さ(縦)19・2センチ、幅(横)13・8センチ、厚さ3・2センチ(復元推定長さは20センチ、同幅14センチ)。市によると、岩版は護符(お守り)の用途とする説が一般的で、利根川に近い妻沼低地での縄文時代の遺跡の調査例は少なく、貴重な資料という。

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