縄文時代のお守り? 全国最大級の岩版、埼玉・熊谷の上北浦遺跡で出土 付近で調査例少なく貴重な資料に
2021/09/30/00:00
熊谷市は29日、縄文時代後期・晩期の集落遺跡である同市江波の上北浦遺跡から県内最大、全国最大級の岩版を発見したと発表した。石質は凝灰質泥岩で、大きさは長さ(縦)19・2センチ、幅(横)13・8センチ、厚さ3・2センチ(復元推定長さは20センチ、同幅14センチ)。市によると、岩版は護符(お守り)の用途とする説が一般的で、利根川に近い妻沼低地での縄文時代の遺跡の調査例は少なく、貴重な資料という。