古林青史・著。日本の水墨画を革新した画僧、雪舟。のちに、画聖とも称えられる。応仁元(1467)年、遣明船の随行絵師として明朝代の中国に渡り、現地の芸術に触れて帰国する時、彼の身体には"師の声"が宿っていた……。自然を愛し、絵画に結実させた男の物語。