埼玉県男女共同参画苦情処理委員は2023年8月、男女別学となっている一部の県立高校について、共学化が早期に実現されるべきと県教育委員会に勧告した。苦情処理委員に対し、2022年4月に県民から「県立の男子高校に、女子の入学は認められるべき」との申し出があり、調査を重ねて結論付けた。2002年にも同様の勧告が出されており、同委員は8月までに是正などの措置報告書の提出を求めている。一方「(別学は)埼玉の教育の多様性を示す象徴」として、共学化に対して反対の声も強い。県立男女別学高校「共学化」の議論を巡る記事をまとめた。