【動画】埼玉文化賞・自治功労賞、14氏の功績たたえる 知事「成果が高く評価、県民の誇り」 芸術部門で受賞、詩人の北畑光男さんが謝辞「武甲山のように高い志を持ち、荒川のような清い心で精進していく」
埼玉新聞社創設の「第67回埼玉文化賞」と「第53回埼玉県地方自治功労賞」の授賞式が27日、さいたま市中央区のホテルブリランテ武蔵野で開かれた。来賓として、大野元裕知事や斉藤邦明県議会議長、県選出の国会議員らが出席。埼玉文化賞の6部門10氏、地方自治功労賞の4部門4氏の功績をたたえた。
埼玉文化賞の受賞者プロフィルはこちら・地方自治功労賞の受賞者プロフィルはこちら
埼玉文化賞は、芸術部門が国選定保存技術保持者で木工・漆工技術者の花輪滋實さん(77)と詩人の北畑光男さん(78)。教育部門は元深谷市教育委員会教育長の小柳光春さん(74)、農林部門は元県山林種苗協同組合理事長の滝田早苗さん(84)、商工部門で秩父商工会議所会頭の西村耕一さん(77)、社会文化部門で彩の国さいたま芸術劇場芸術監督の近藤良平さん(56)が選ばれた。
スポーツ部門は、パリ・パラリンピックで車いすラグビー日本代表のヘッドコーチを務めた岸光太郎さん(53)。同部門特別賞には、パリ五輪レスリング女子62キロ級金メダリストの元木咲良さん(22)、パリ五輪ブレイキン女子の金メダリストの湯浅亜実さん(25)、パリ・パラリンピック車いすテニス女子ダブルスで金メダルを獲得した田中愛美さん(28)が輝いた。
地方自治功労賞は、県部門で県産業技術総合センター北部研究所担当部長の横堀正敏さん(60)、市部門で所沢市の給食センター調理員の相葉徳之さん(63)、警察部門で浦和東署刑事課鑑識係長の舛森幸二さん(55)、消防部門で狭山市消防団団長の伊藤隆弘さん(62)が受賞した。町村部門の該当者はいなかった。花輪さん、岸さん、湯浅さん、田中さんは授賞式を欠席した。
授賞式で大野知事は「(受賞者らは)多岐にわたる分野で成果が高く評価され、県民の誇り」と祝辞を述べた。受賞者を代表してあいさつをした北畑さんは「武甲山のように高い志を持ち、荒川のような清い心で、それぞれの分野でいっそう精進していきたい」と話した。